2022年03月25日

ボイスコネクト2出展します

3月27日のボイスコネクト2に出展するのでこちらでもお知らせします!
https://twitter.com/voiceconnect_ad/status/1475803116977397765
いろいろグッズ作りました。レプリボイス足立レイも販売します。
詳しくはこの記事をどうぞ!
https://mechanicalgirl.fanbox.cc/posts/3589772

IMG_2vfy97.jpg
レイの足なんかも展示予定です。
posted by みさいる at 01:46| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2022年02月17日

マーシャル・マキシマイザーの歌詞のDTM的解釈

こんにちは!

今日は特に何でもないのですが、この曲、マーシャル・マキシマイザーの歌詞について、自分の考察を書きたいと思います。


きっかけは拙作ライブラリ、足立レイでカバーしてくれた方がいたからです


というのもこの曲の歌詞、「臨界実験」という単語からか核実験と結び付けた解釈がされていたりするのですが、(もちろん本当のところどうなのかは柊マグネタイトさんしかわからないのですが)多分違うと思うので、書いておきたいと思いました。

まずこの曲は「ボーカルソフトの音楽的同位体「可不」から見た、曲のMIX(マキシマイザーを使っての音圧上げ)に苦闘するDTMer(ボカロP)」の曲、と言って間違いないかと思います。

マキシマイザーというのはDTMで使う音圧を上げるプラグインです。

マキシマイザー Maximizer DTM用語集・辞典
https://sleepfreaks-dtm.com/dtm_word/4-1ma/maximizer/

まず最初の歌詞、

>>唖々、臨界実験に付き合う朝

これは臨界(=Maxiimaize、最大化)実験に付き合う(ボーカルソフトの可不から見た視点)朝(徹夜した事が分かる)で、「ボカロPが出来上がった曲にマキシマイザーをかけて音圧を上げようと四苦八苦しているのに朝まで付き合っている可不」、という図だと思います。初手の歌詞でこの曲のほとんどすべてを表現しているのが本当にすごいと思います。

なぜ四苦八苦するかというと単にマキシマイザーをかけただけだと音割れしたり音のバランスが悪くなったりするからで、曲のMIX(仕上げ)をして音バランスを調整するならかならずここで苦労することになります。


>>14听(ポンド)を嗤う蔑奴(ベッド)
>>「如何しようもないけど」
>>気が狂うヒトの振りをしているキミを観ている

14ポンドが質量なのか、お金なのか分かりませんが、大体の意味としては「マキシマイザーをつかってもうまくいかなくて気が狂いそうになっている図」かと思います。


>>唖々、面倒だったから切り捨てた
>>4U型(サイズ)を攫う烙句(ラック)
>>「申し訳ないけど」
>>擦れ違うモノに無為に期待を背負わせている

「切り捨てた」というのは音圧が高くて波形がはみ出した分をリミッターをかけて面倒だったから切り捨て(てみ)た、という意味だと思います。よくやります。けど、音割れ(音が壊れ)しやすくなったりする。


4U型というのは機器のサイズなので、おそらくDTMで使うミキサーかPCの事でしょうか。

ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー オーディオインターフェース 3チャンネル AG03 インターネット配信に便利な機能付き 音楽制作アプリケーションCubasis LE対応
ヤマハ YAMAHA ウェブキャスティングミキサー オーディオインターフェース 3チャンネル AG03 インターネット配信に便利な機能付き 音楽制作アプリケーションCubasis LE対応

MIXは依然うまくいかない様子。

>>「夜更かしはイドの暴走」
>>「目に焼き付いた青の感光」
>>「モラトリアム的人生」
>>「最大公約数緩衝材」

このあたりは学生(?)の作者(ボカロP)がモラトリアム的時間を費やして夜更かししながら躍起になっている、という感じかと思います。(イド=自我)
青の感光は、PCのブルースクリーン?


>>食べてすぐ寝て丑になる
>>起きてまた寝て人でなし?

自堕落というか曲作り以外何もしてなくて人としての尊厳が怪しい状態。クリエイターあるある・・

食べてすぐ寝ると牛になる(太る)
食べてすぐ寝たて起きたら丑三つ時(2時)→2度寝


>>「失敗!(Fail)」

失敗したようです。


>>マキシマイザー マキシマイザー!
>>急転 相まって壊したってDEAD強行!
>>「なんてことだ!死んでしまう!」
>>だがツマミは回る雁字搦MATE!

マキシマイザーをかける。
音割れ(壊)しちゃうかもだけど強行。
なんてことだ!死んで(=音割れして)しまう!
けど(DTMで使う音のミキサーの)ツマミは回すことはできる、あちらを立てればこちらが立たずで雁字搦め仲間(可不とP)


>>サンクコスター サンクコステス!
>>同位体 終(しま)いには取り戻したい!って
>>「無間地獄へ堕ちる!堕ちる!」
>>But a 眩みUnbalance 乖離Faraway!

サンクコスト、埋没費用、つまりいろいろコストをかけた(けどうまくいかない)
同位体(可不の音声ライブラリの中の人、Vtuberの花譜の音楽的同位体が可不、つまり可不にとっては花譜も同位体)を取り戻したい、つまり花譜の声みたいにならないか!みたいな事を終いには求めだす。
無間地獄へ堕ちる・・※結構ある意味罪深い(可不はあえて花譜と違う声になるように調整されて作られたという経緯があります)
&無限ループ
だけど音のバランスよくない、遠く(花譜と)乖離してる。


1番だけですがこんな感じだと思いました。このあたりの音の知識、そして可不と花譜の背景を基に見てみると、2番の歌詞も大体そういう意味だという事が分かりそうです。

ちなみに、これはマーシャル・マキシマイザーの音声ファイル(ボーカル・可不)の波形を表示してみたものです。
スクリーンショット (132).png

波形が隙間もないほどギッチギチに詰まっています。つまり、マーシャル・マキシマイザー(マキシマイザーの整理、的な意味?)は成功したのです!
めちゃくちゃ音を詰め込みつつ、音割れも全くしていないし、花譜ではなく可不らしい声で、可不の声の音圧もばっちりありながら強すぎず、すごいバランスよく詰め込まれてます。さすが、正にマーシャル・マキシマイザー。

自分のこの曲の解釈としてはこんな感じです。自分はDTMerというほどしっかりやってないですが、DTM触った事のあるクリエイターの方はかなりにやにやしてしまう歌詞なんじゃないでしょうか。いろいろ迷走しつつも可不がなんだかんだ付き合ってあげてるっぽいのも好きです。

柊マグネタイトさんこれからも応援しております!
posted by みさいる at 17:43| Comment(3) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2021年03月10日

等身大ロボット「足立レイ」のテキスト読み上げソフトを開発するプロジェクト(クラウドファンディング)始めました

お久しぶりです。最近Campfireの活動報告ページに記事を書くことが多いのでこっちのブログだいぶ放置気味ですみません。

今日は告知(宣伝)なのですが、タイトルの通り現在開発中の等身大ロボット、足立レイの音声用テキスト読み上げソフトをここ2年以上ちまちまと開発を続けていたのですが、今回一般向けに販売するためにクラウドファンディングを開始しました!このページです。



記事内にも貼ってありますが動画も作りました


同時にロボットの方の進捗報告記事も書いたので、リンクを貼っておきます
https://camp-fire.jp/projects/12475/activities/245450#main


クラウドファンディングの内容については記事を参照して頂くとして、こちらではもうちょっと込み入った事、プロジェクトの目指す先などについてちょっと書こうと思います。


等身大人型2足歩行ロボット開発の根本的な問題として、「開発に非常にコストがかかり、量産が難しく、専門家以外が扱う事も難しければメリットも少ない、だから製品にして売る事はできないし開発費も稼げない」という問題があります。

具体的には、通常まともな等身大2足歩行ロボットを作ろうとすると、材料費として少なくとも1千万以上、人件費諸々含めて数十億円、というあたりです。場合によってはもっともっとかかります。足立レイはエンタメ分野に特化して自重を支えて動くという要件を満たすための特殊なスペック・構成要素をしている、開発者一人、等もありなんとか今開発できていますが、本来はそんな感じです。つまり売っていたのでは全然割に合わない。

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この解決手段として、「人型ロボットを売るのではなく、人型ロボットにしかできない「キャラクターのそのままの姿の実体化」という要素を武器にアイドル化してエンターテイメント分野で活躍させる事で、人間には及ばずともある程度の運動性能が発揮できる時点で実用になりうる」という事をずっと考えてきました。そして今もそのための計画を進めている段階でもあります。

まずそのために音声合成ソフト、キャラクターとしての人気が下地として必要な事。それに加えて、「ロボットのハードウェアを売れない」という問題を払拭して、ロボットと一体の合成音声ソフトウェアとして確立する事でソフトを販売して人気になれば継続的にロボットの開発費をねん出する事ができる。
そのための第一歩として今回の計画を進めている、という所があります。

全部が全部計画通り・・!というわけではなく、ただそれが面白いからその時その時やっている、という部分も大きいですが(ノ∀`)

大枠ではそんな計画の元の読み上げソフト化プロジェクトだったりします。


何年も初音ミクでやっていたわけですが、さすがに人様のキャラクターなので、いろいろと難しい所もあります。

その点、オリジナルキャラなら様々な問題が払しょくされます。
ただし、人気を0の状態から築き上げなければならない。そしてそのハードルはめちゃくちゃ高いです。しかしもうやらなければならない。そう思ったのが足立レイのプロジェクトの開始頃でした。

足立レイが「足立」という名前なのは、2足歩行ロボット的な意味での「足で立つ0号機」という意味と同時に、「0から自分の足で立つ、独り立ちする」という意味合いも実は含まれているんです。だから立ち絵も良くあるちょっと浮いてるホログラム的な感じではなく、生身(生じゃないけど)で結構どっしりと2本の足で立ったイメージになってます。
足立レイ背景透明化16[0](レイヤ1)透明テスト1.png

自分としては他の合成音声キャラやVTuberのファンでもありますし、そういうキャラのエンターテイメント用のロボット義体化開発をして技術的な運用サポートをしていく、という事を一つの今後の目標としています。そのためにはまず自分の力、足立レイの力を示さなければなりません。

目指す姿のロールモデルとして、合成音声を持ち、キャラ人気を持ち、ロボットの体を持ち、エンターテイメントで活躍できる実績を見せる事が出来なければ、だれも参加や依頼はしてはくれないでしょう。そのためにまずはやれるところを見せる必要がある。そのための技術的、資金的、キャラ人気的力の基盤としてテキスト読み上げソフト化は重要だと考えています。

dvdcover4.1.jpg

そういった意味合いで今回は大事な一歩なわけですが、正直な所恐ろしくもあります。こんな事を企画しておきながら自分の性分としてはどうも技術者、研究者的な所が強いようで、あまり商売に向いてないんじゃないかなぁと自分でも思うのですが、やりたい事を実現するには避けて通れる道ではありません。そのためにまずはこのクラウドファンディング、何としても成功させたいと考えています。ぜひ応援よろしくお願いします!


(追記)最近右脚がほぼ完成しました!さっきTwitterに上げたので貼っておきます
https://twitter.com/missile_39/status/1369569405739311110
次はこれで脚に靴を履かせて屈伸できるか実験してみようと思ってます。
posted by みさいる at 02:32| Comment(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする